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山田七菜子 Nanako Yamada
title:「無題 Untitled」
year:2025
material:紙に水彩・鉛筆 Watercolor and pencil on paper
size:330×240mm(sheet)、348×424mm(flame)
水彩絵の具の線で描かれた人物像や猫、草花などが見えます。一見なんの脈略もない絵に見えますが、たとえば作者の山田七菜子さんはこんな風景が見えているようです。「大きな人がながいながい眠りの中なので、小さな人たちと生き物は、まわりで見守ったり遊んだりしています。」ユーモラスな人物の表情が自由な物語を想起させます。 中央公論新社刊『アンデル』6号に掲載されました。
※掲載写真は作品現物を複写したものです。
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【山田七菜子 Nanako Yamada】
1978年京都府生まれ。大阪を拠点に制作活動を続ける。
主な個展に2024年「祈り探し」(Gallery HAM、愛知)、2023年「NANAKO YAMADA solo exhibition」(MARGIN、東京)、2019年 「projectN77」(東京オペラシティアートギャラリー、東京)、2012年「絵画、それを愛と呼ぶことにしよう vol.1」(galleryαM、東京)など多数。主なグループ展に2025年「3枚のRECORD展 綱領の秋」(SUNSHINE UNDERGROUND CURRENT、愛知)、2019年「情の深みと浅さ」(ヤマザキマザック美術館、愛知)、2018年「VOCA展2018現代美術の展望─新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京)、2017年「ART NEXT 寓話とアポリアとサピエンスと絵画の壁 」(電気文化会館、愛知)、2011年「ココロの景色」(ボーダレスアートミュージアムNO-MA、滋賀)など多数。主な受賞に「VOCA奨励賞」(上野の森美術館、東京)パブリックコレクションに第一生命保険株式会社、愛知県美術館。
小説や神話のほかさまざまな生きていくなかでおこる事象を抽出し、色やかたちに置き替えながら描く山田さんは、よく制作を「戦い」や「知恵比べ」などにたとえます。自分とは別の操作できないなにものかと拮抗しながら進める制作法を選ぶのは、自身の創造力に自覚があるからなのではと思えます。そして「子殺し」にいたることなく、たくさんの絵やドローイング、詩をうみだします。解釈をもとめない山田さんの作品は、いつも自由で、見る人になにか強いることがありません。はじめはとまどうかもしれませんが、いつのまにか絵の世界を楽しんでしまう、そんな魅力をもっています。
https://nanakoyamada.jimdofree.com